「痛いっ」


あたしは可愛く声を出す。


もちろん演技の声で。


でも、本当に痛い。



それなのに、オヤジ客は容赦なく突っ込んできた。


荒くて臭い息を出しながら、

オヤジは激しく動く。



あたしはその下で、


ただただ痛みに耐える。






ありえない…。




でも、これであたしの幸せが少しでも手に入るなら、我慢するしかない。




今はただ、我慢。