「ユウちゃん、処女だったんだ…。」


オヤジ客は嬉しそうに言った。



「はい…だから…。」


あたしは泣きそうな声を出しながら、

オヤジ客に近づいていった。



「…ユウちゃんは、かわいいなぁ。じゃあ…8万出すよ…これで…どう?」



よっしゃ、上げてきたな。8万か…。



「…ユウちゃんは、しょうがない子だなぁ。10万出すよ♪」


よっしゃ。


あたしは何も言わずオヤジ客に飛びついた。




10万であたしなんかの処女が売れるならかなりの儲けモンだ。

本来、あたしの体を金出して買ってくれるっていうのも、奇跡に近いのに。