「お疲れ様です!」



あたしは新人らしく元気に挨拶をして、



急いで着替えた。



なんか、先輩に見られてる気がするけど、


気にしない。



なんで見られてるのか、



あたしにはわかる。




「お疲れ様でした!お先に失礼します。」



あたしはさっさと

キャストルームから出て行った。



質問攻めはゴメンだ。




「ねぇ、あの子、ユウちゃんだっけ?顔は可愛いけど、太ってるよね?」



「そうですねぇ、もったいないですよね!」



「整形なんじゃないの~?」




そんな笑い声が聞こえてくる。