ガラスの靴

「本当 俺はエリィを尊敬するわ」


はっ?


私のどこに尊敬出来るっていうの?



「一人で苦手なことに立ち向かって頑張ろうとするエリィは 本当に凄いと思う」


真はまっすぐに私を見る。


は…恥ずかしい。


「俺には、エリィみたいな生き方出来ないなぁ~」



私は ようやく真の買ってくれたスポーツドリンクを、口にした。



冷たい飲み物が体に入り、私の気分の悪さを少し和らげてくれた。



「意外だねぇ~。
真が そんなこと言うの」



まさか、こんな場所で真面目な話しをするとは思わなくて、戸惑いを隠せない。