ガラスの靴

「だよねぇ〜。 この子が先生になるかもしれないんだよね不安だわぁ〜」



「だろう?子供が子供に授業するんだぜ。もう 俺は不安で 不安で」



なぁんて、私を無視して2人で言いたい放題言ってる。


でも、こうしてると高校の頃に、戻ったみたいで嬉しくなった。



私の幸せだったあの頃…私の周りには、不思議と人が、集まっていた。



あんなこと、していたのに……。



それなのに、なんで私の周りにあんなに、集まってくれたかわからないけど……。






でも、なんだかんだ言って、幸せな高校生活だったなぁ〜。



私が懐かしがっていた、その時



―ガコーン



という音が、ざわめく食堂に響き渡った。