「ありがとうな……彩。 お前のおかげで全部思い出せた……。 お前のこと、ずっとずっと好きだったんだ。 事故の時、彩に幸せにしてくれてありがとうってお礼言うつもりだったんだ……」 人の目なんか気にならなかった。 アタシの目にうつっているのは、智也だけだから…… 「遠回りしちゃったけど、やっと、言える……。 ─────ありがとう。 これからも、よろしくな……。」 智也……っ!!