驚きを隠せない智也の口は小刻みに震えていた。
「ごめん……君のこと色々調べたけどまだ思い出せなくて……。
思い出したことといえば、入学式にみかけたことと、あとネックレスを渡したこと。あとは……」
急に智也はうつむいて黙ってしまった。
いやな思い出だったのかな……。
「言いづらかったら言わなくてもいいよ?」
「………言いづらいというか……口にだすのは恥ずかしい感じ。
あ、とりあえず座ってっ。」
なんか、話しづらいな……アタシのこと智也は思い出せてないから緊張しちゃう……。
本当は智也の胸に飛び付きたかった……。
でも、あの動揺した顔をした智也にそれはマズイと思った。


