「ありがとう、秋人。」
『いいのいいの〜♪
俺も智也に嫌われっぱなしだと傷ついちゃうもん!!』
秋人はいつもこんな人だ。
落ち込んでいても励ましてくれる。
『智也が自分から死んだことにしたのも今ならわかる気がする。』
「え?」
『最初は正直反対してた。智也と遠くなっていく彩ちゃんが、悲しんでいるのは当然のことでしょ?
でも、死んだことにしてもっともっと遠くにいった。結果的に智也がいるはずのない所へ彩ちゃんは行こうとしてたわけだし。
でも、それって彩ちゃんへの償いだったのかもしれないね。』
「償い……?」
相変わらず、聞き返すことのできないアタシはそのまま、秋人の言葉に耳を傾けた。
『ずっと一緒にいて、幸せだったはずなのに自分の責任で、彩ちゃんと別れる羽目になって、申し訳ない気持ちだったんだとおもう。
そんな、最低な自分をいつまでも彩の心に縛り付けたくないってさ。
だから、彩ちゃんだけでも、幸せを見つけて欲しかったんだよ。あいつはそういうヤツだからな!!』
「…………。」
智也に早く会いたいよ………。


