『それじゃあ、あの彼氏とは別れたの?』
「うん、やっぱり一番好きな人は智也だから……だから、智也の連絡先教えてくれないかな?秋人」
引っ越しの片付けが一段落してアタシは秋人に電話をいれた。
『そっかあ……。でも、智也のところに戻ってくれて嬉しいよっ。
俺だとどうにもならなくてね。なんてったって、今までの智也は俺のこと大嫌いだったからさ。』
そういえばそうだった。
智也は秋人のことすごく嫌っていて……どんなことがあったかわからないけど、いつの間にか仲良くなってたな……。
『そういえば、後からニュースになるからわかると思うけど、木之下グループと花ノ宮グループの契約が解消されたみたいだよ。』
「えっ!?……っていうことは……」
『あぁっ。花ノ宮との婚約も解消!!これで一件落着だなっ。』
まるで自分のことのように喜んでくれる秋人に思わず頬が上がってくる。


