昼をまわって、本を読んでぼーっと過ごしていると、そばに置いてあったケータイが震えた。 着信は……花ノ宮? こいつとはもう関係なくなったってことでいいんだよな……? いぶかし気にケータイをとると、花ノ宮のヒステリックな声が響いた。 「もしも『智也様!!婚約が解消されたって本当なのですか!?』 「みたいだな。」 『どうして……っあんなに愛してくれたのに……!!』 はい? 何を言い出すんだこいつ。 そもそも、この婚約は勝手に決められたヤツだろ? ひきとめるつもりか?