あっという間にきれいにたいらげたお皿を片付けようとして立ち上がると健に呼び止められた。
「彩、ちょっと座って待ってて。」
そう言うと健は1人立ち上がり、部屋の中へ消えてしまった。
なんだろう……。
バタンとドアが閉まる音がした。
「彩、そのまま前を向いて目を閉じて。」
「えっ?なん「いいからいいから。」
ドキドキしながらアタシは目を閉じた。
後ろに気配を感じたと思った途端、急に髪の毛を持ち上げられ、首筋がヒヤッと冷たくなった。
そして今度は左手を持ち上げ、薬指に重い物がつけたれた。
「目、開けて……。」
健に言われるがままに目を開けて、アタシは新しく体に身に付けたものに目を向けた。
「えっ……。これって……。」
夢でも見ているのかと思った。
アタシの首と手には智也からのネックレスと指輪が光っていたから……。
慌てて指輪を外して内側を見る。
「……………!!」
TOMOYA×AYA
間違いなかった……。
それはまぎれもなく、本物の……智也からのプレゼント……。


