「健……。今日はどこにもいかないで……。」 無茶苦茶なことを言っているのはわかってる。 昨日のことだって智也を追いかけなければ、病院に送られることも無かったし、智也が記憶喪失になったことを知らずに済んだかも─────いや、アタシと話さなければ智也はじこに会わなかったかも知れないのに……!! 「うん、わかったよ。どこにもいかない。」 健はなにもいわずただそれだけを言って、微笑んでくれた。