『なんか………お前らかわいそうだわ。』
普段おちゃらけている秋人がしんみりといった。
「なんだよ。いきなり気持ちわりぃ。」
『だって、どう考えてもお前には彩ちゃんに対して未練があるし、彩ちゃんだってしばらく元気なかったし………』
彩が俺に未練があるって?
俺は振られた側なんだぞ。
それに、それはお互いの了解のうえで別れたんだ。
今さら未練があるっていわれてもどうしようもないんだ。
「過去には戻れないんだ。無理に決まってんだろ。」
『過去には戻れなくても、お前たちには未来がある。
もう少し奇跡を信じたら?
じゃ、俺切るわ。』


