「智也……あんなヒドイこと言うことなかったでしょ?」
今までほとんど怒ることのなかった姉貴が俺の心に詰め寄る
「俺だって言いたくなかった。でもあいつが、花ノ宮が俺に脅してきたんだ。
だから、彩をイヤでも離さないといけなくて……これ以上傷つけるなんて俺には耐えらんねぇ。」
花ノ宮の脅しはいつまでも俺をそばにおいて置くための手段。
『ねぇ、智也様。
今藤さんともう話さないでくださらない?
でないと私、なにするかわかりませんわよ?』
甘ったるい声で俺を誘惑させながら鋭い言葉をつげた花ノ宮。
露出の多い格好をして俺の耳元でいったあの虫酸(むしず)の走るような声。
やめろ!!
近づくな!!


