「彩ちゃん………。」 美優紀さんの優しい声が後ろから聞こえたけど振り返ることはできなかった。 寒くて冷たい風が吹くなかアタシは1人の人物に電話をした。 『もしもしっ。彩どうだった?』 相手というのはアタシの背中を押してくれた真紀。 「ダメだったよ……… 未練がましい女は嫌われるんだね。」 『そうか………わかった。あんたはよく頑張ったよ。お疲れ様。』 真紀の声は心に刺さったトゲを優しく引き抜いてくれる気がした。