「あれから今藤彩との関係は切れたんでしょうね?」 満面の笑みで見つめる母の目はどこか逆らえないものがあった。 「あぁ……」 「今ならまだ許すけれど、その髪の毛は卒業までになんとかしなさい。 そうそう。夏夜ちゃんとはどうなったの」 「別になにも……」 彩以外の女に興味なんかない。 勝手に婚約者とか言われたけど結婚どころか付き合おうとも思わない。 でも 俺は彩を傷つけてしまった。 きっともう戻れないだろうけど、少しの可能性でもいいから信じたいんだ。