永久色-TOWAIRO-



「……もしもし。秋人か」

『あれぇ?久々じゃん。てかこの前のパンチけっこう効いたわ。
あ、そうそう。あれからどう?』



人の気も知らないで能天気に彩のことをだしてくる。

でも彩とわかれた寂しさを紛らわせたかった俺はなぜかホッとしてしまった。




「別れた。」



『そっか……。
ま、どうせアンタのお母様が別れさせたんだろ。』




金持ちって複雑だよな。
秋人のその言葉は確かにあっていた。


見た目も性格もほとんど正反対の俺らだったけど、金持ちの複雑な環境は一緒だった。
















たとえ、どんなに愛しい人がいても────


未来は決まっているんだ。