=凪=

「ねぇ、ヒロくん。この板、なんだろうね?」


「さぁな」


ワクワクしながら聞いたのに、ヒロ少年にはサラっと流された。


でも小さな私は、とても興味津々だった。



「上に乗ってみよう♪」



「ば、ばか………ぁ」



ヒロ少年が、止めたのが早かったか、遅かったか………



小さな私の姿は、突然その場から見えななくなった。