=凪=

みんなの暖かさが熱を下げてくれたのか、数日後には体調も戻り、仕事に行くことができた。



「ナギ、元気になってよかったね。今夜、何か美味しいものでも食べようか?」



菜津子が声をかけてくれた。



「ありがとう。もしかして、休みの間の私の仕事も手伝ってくれてた?」



うん。とクルミが頷く。


二人のおかげで、少しの残業時間で終わりにすることができた。



仕事が終わり、いつもの場所に急いだ。



そしてワイワイ食べて、騒いで、私達は夜の街で別れた。



また、一人の帰り道……