そう予想していると
少し後ろから、息切れをしながら誰かが走って来るのが分かった。


良介かな…?

私の予想は的中した。


足音と、息切れが段々近づいて来る。

そして、私の後ろまで来た時、肩を叩かれて振り返ると、



良介「おはよう!オチビちゃん♪゙」

良介が居た…。

………。
…。

オチビちゃんって言ったよね?

夏々「私はオチビちゃんじゃない〜!」

そう、私は身長が良介より低い。

夏々「低いから何なの!たった5センチしか変わらないじゃん!」

良介「でも、お前には‘たった5センチ’じゃなくて、‘後5センチも’じゃないの?」

夏々「なんの事?」

わざと分からないフリをする。
‘後5センチも’という事が良介にバレたのは2日前の事。