チェアをクルリと引かれれば、身体ごと輝と向き合わされてしまう。 さらに近距離で交わる視線が、ドキドキを増していく・・・ 「鈴ちゃんは、ホントにドジだな…?」 口角をキュッと上げて、こちらを窺っている彼。 「す、すみません…」 今の表情に仕事モードのピリピリ感は、一切感じられないけど。 いくらドジと自負していようと、ハッキリ言われればショックなモノ。 視線を逸らすように俯いて、ギュッと拳を作って地味にヘコんでいた。