アイ・マイ上司とlove☆days



気遣ってくれた涼子のお陰で、ようやく仕事に手をつけ始めた私。



頼まれていた仕事は、前回の部内ミーティングの議事録作成で。



課長が纏めてくれた記録を、ただひたすら入力するだけのモノだ。





「斉藤さん、議事録は出来たか?」


「え、か、課長…、すみません!

もう少しで完成です…」


オリエンタルの香りを纏った課長が、いつしか会議から戻って来ていて。



それどころか、既に通常業務を高速で再開させているようだ。




「そうか、今日中に目を通したいから頼むよ?

それと…、ついでにコッチの確認も頼む――」


ズシッと重いソレを、こちらにスッと差し出してくる。