アイ・マイ上司とlove☆days



大至急と言われて、託された資料だというのに。



なんでこの人が、大丈夫って言い切るワケ・・・?




「何で、大丈夫なんですか…?」


尋ねようとして顔を上げれば、割と近距離の位置で視線がぶつかった。



見たコトない人だけど…、輝くらいイケメンさんかもね・・・




「だって俺、その会議に出席するし」


「・・・は?」


集めた資料を床面でトントンと、綺麗に揃えている彼に眼を見開く私。




「いや、今日の議題知ってるでしょ?

だから、俺は…」



「鈴ちゃん、何やってるの!?

全然帰ってこないから、心配して来てみれば…」


「・・・っ」


後方で響くお怒りモードの声は、言わずもがな手厳しい美紀さんで。



ゆっくり、恐る恐る振り向こうとすれば・・・





「美紀・・・」


「…え、と、朋樹(トモキ)…」



ポツリと呟かれた2人の名前が、なぜだか私の身体を硬直させたの・・・