果実に禁断を含んでいるのは、私たちが秘密を抱えているから。 直属の上司と部下という、危険なオフィスラブを・・・ 「えー、ホントに!?」 大きな眼を見開かせて、こちらを見てくる涼子。 「うん・・・」 何だか気恥ずかしさを覚えつつ、コクンと頷く私。 「彼が出来て嬉しいけど、鈴が…、信じられない…」 喜んでくれてはいるけれど、どうやら腑に落ちないよう。 「本当だよね、私の方が信じられない…」 こんな私が輝と、付き合ってるなんて・・・