いやでも月日は過ぎて行き あっという間に 入学式当日になった。 太一は自分が起きるばず だった時刻の 30分も前に目がさめた。 少し寝ぼけつつ カーテンをどけ窓を 開けるとそこには 自分の気持ちとは 正反対な雲一つない 青空が広がっていた。 太一は昔から青空が きらいだった… それは太一の心の中が 常に曇り空のようだから なのかもしれない。