たいよう



どくん、と脈うった。



紗愛が?
紗愛が、県大にくるって?





何で、



という疑問が、一瞬で頭を支配で支配した。大希の反応で、嫌な予感はしていた。紗愛がくるのか?と予想はしていた。けど、こうして言葉にされると…。




「兼都が、行きたいって騒いでさ。親父は行けないし、だからといって小学生の兼都1人で来させれないし。だから紗愛が一緒にくることになった」




拍子抜けするほど、理由はあっさりしたものだった。




「何、ちょっと期待した?」



一転してにやりとする大希が憎たらしい。
俺は大希の頭をごつんと殴ってやった。




…実際、期待してた。
大希がいるから、だけど紗愛は俺を見に来てくれるんじゃないかって。
そうであって欲しいと願ってしまう俺がいた。





「俺さ、」



と芝生に腰を下ろしながら大希が言った。

夕焼けがキレイだ。