たいよう



ゆっくりとそらは上を向く。



ただなんとなくあたしも一緒に上を向いてみる。きれいな空だった。写真にとりたいくらい、キレイだった。



答えてくれると思ったのにそらは黙ったままで、あたしは静かにそらの言葉をまった。




空は、キレイな青色。
トラックでは、長距離をやっているのだろう。何人ものひとが走っていて、大きな応援の声が聞こえてくる。




あたしとそらがいるこの空間だけが切り取られたように、時がとまったように別世界になっていた。




その事に誰も気にせず、みんな必死に応援してたりする。




あたし達だけ取り残されたような感じだった。