「よ!名物カップル!」
「げ…」
「げ、はないだろう。げ、は。せっかく航平様が見にきてやったんだぞ?」
現れたのは、そらの悪友でありあたしの幼馴染み、三谷航平。
「いや、別に航平に来てくれ、とか頼んでないし」
というそらの言葉にギクッとする。ヤバい、バレる。
あたしはこの後の攻撃から身を守る為に耳を両手でふさいだ。
「だってさーちゃんが」
ほらやっぱり。
わざわざ言わなくてもいいんだよ、ばか航平。
あたしがギロリと航平を睨むとようやく気づいたのか航平はあたふたしだした。
が後の祭。
そらが今の言葉を聞き逃しているはずがなかった。
「で、航平、続きは?」
ほらやっぱり!
あたしは悪くないと航平のすがるような目からふっとそらした。
1番の被害者はあたしじゃないか。
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