まさか、バイトしてたなんて…


それもあたしの誕生日プレゼント買うためなんて…



隼人に悪いことしちゃったな……



「ごめんね、ひどいこと言って……」



「じゃあ、お詫びに、姫の体を僕にください」



「はい」



誤解も解けて、それからいつも通っていた隼人の家に行った。



うちには両親いるしね…



相変わらず隼人の家には明かりが付いていなかった。


今日ばかりは感謝だね。



歩いてる途中に聞いたこと。


一緒にいた女の子は小さい時からの幼なじみだって。



どんなネックレスが良いか分からなくてついて来て貰ってたんだって。




あたしがちょうど見たところはお礼に何か奢ってあげようとしてた所なんだって。



勘違いしたあたしが馬鹿だったね。



自然に顔がニヤけた。




「どうした?」


「なーんでもない」