ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~




Black Moon…直樹のとこか。


「あ、もしもし直樹?」


『……お久しぶりっす。なんすか?』


「今ね、お前んとこの特攻隊長が目の前にいるんだけど」


『……え?』


「んで、『まさかあいつら、沙南さんにちょっかいかけたんですか?』


「…違うっつの。話を聞け!そして低い声を出すな、聞き取りにくい」


『すいません…』


「今日んとこは引き上げなよ、あたしがいるし」


『え?沙南さん、まさかRed Tailと手を組んだんですか』


「…違う。あたしは誰とも組まない。それはお前はよく知っているだろう?」







5分ほど直樹と話して、ごりマッチョ君に電話を渡した。


「……はい、了解です…」



そして、Black Moonのごりマッチョ君たちは帰っていった。





Red Tailは唖然。



一人の少女が暴動を鎮圧していたからだ。




「はぁー疲れた!」



あたしは元にいた場所に戻る