「だ・れ・に・し・よ・う・か・な☆」
…キモチワルっ。
「なんだよお前ら、そんな冷たい目線で見るなよ。わかった、じゃあ特待生の鹿波と愛村な!」
「はぁあぁあ!?」
「なんだ、鹿波。文句があるのか?」
「ありまくりだっつの!なんであたしがやらなきゃならないのよ」
「特待生はみんなを引っ張る存在であらなければならない。そうだろう?」
「…う」
特待生になるために、受けた面接では、リーダー性を発揮しなければならないと言っていたな。
「…かったよ」
このくそはげ教師!
「じゃあ、俺と沙南ちゃんがやるってことで」
「え…あ…ハイ」
なんだろ?
今いろんな方向からものすごく殺気を感じたんだけど。


