ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~





「よーし、じゃあ、今から文化祭について決める!一年は店が出せないから、見物中心だ。」


「「えーーー」」


「えーじゃない。決まりごとだから仕方がないだろう。まあ。来年何がやりたいか、ぼんやり考えればいいじゃないか」




がはは、と担任は笑った。


こいつ名前なんだっけな?




「しかーし!クラスで出さなければいけない、作品がある。今年のテーマは“前進”これにそう作品を作らなければならない。したがって…」


「「・・・・・」」


嫌な予感がするなあ。

それはきっとみんなも感じてると思うから、こんなに静かなんだろうな。




「クラス委員を決める!男女一名ずつだ。」


「「・・・・・えぇぇえぇ」」




クラス全員からのブーイングに担任は嬉しそうだった、