これからも

君だけが好きだよ。



玲ちゃん…




たとえ、これから

別れがきたとしても




その時でも玲ちゃんと付き合えてよかったって言えるくらい、



愛したいな。



『……ねぇ10円玉ない?』

『…は?』



ちっぽけで、くだらないハジマリだったけど。


あの瞬間があってよかったって、思うよ。



キミだけの、オレでいよう。






「…帰るか!」



最後に、強い決意を秘めたような目で、沙南ちんはつぶやいき


一連の騒動の幕が閉じた。