あたりの音が聞こえなくて、 自分の心臓がうるさかった。 現れたその人は、 金色の髪をなびかせながら、玲ちゃんに話しかけていた。 Angelだ!ホンモノの!! 沙南ちんのときとは、雰囲気も違うし、まったくの別人みたいだ。 「Angel!!!」 力いっぱい叫ぶと、 徐々にあたりが静かになっていった。