ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~





つーちゃんの家について、冷たい紅茶を飲んだ。



「むかつく!」


「……うん」


「あの子にも、偽のAngelとかいうのにも!全部むかつく!!」



「…うん」




イライラを吐きだすあたしを、つーちゃんは隣で、聞いてくれた。



「何で…っもっと頼ってくれないの?話してくれないの?」


「……」


「あたしは、あの子に何もできないの?」


「そんなことないよ……」



「だって…っ!」



あたしは、何も知らなかった。


今日ナツから聞くまで、沙南のお父さんが病院にいることも、偽のAngelがいることも。




あの子は何も、あたしに言ってくれなかった。