病院に運ばれた愛村はすぐに縫合手術を受けた。
このまま愛村がいなくなっちゃうんじゃないかって不安で押し潰されそうだった。
お母さんの時みたいに"手をつくしましたが、もう"
なんて言われるんじゃないかって……。
心配で不安で、
ぐちゃぐちゃだった。
「…沙南ちゃん…」
震えるあたしを、智輝とユウが励ましてくれた。
「あいつ、簡単には死なねーって!」
「大丈夫だよ……っ!」
暫くしてオペ室の電気が消えた。
瞬間にあたし達は立ち上がった。
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