聖夜の約束

異性と出かけた事がない夏姫は膝下の茶色のスカートとクリーム色のニットという、色気もおしゃれもあったもんじゃない服装。



(デート服なんてないし・・・)



そして昨日と同じ黒のカシミアのコートを着る。



着終わると外で待たせているレイの所へ行った。



着替える時、レイくんは気を使ってか「外で待っている」と言って出て行ったのだ。


意外と気を使う子なんだと夏姫は思った。




「おまたせ」



ドアを開けると目の前の手すりに腰をかけたレイがいた。



「もっとゆっくりで良かったのに」


レイが柔らかく微笑んだ。



明るい所で見るレイの瞳は不思議な感じがした。



整いすぎる顔、サラサラの髪、長身でしなやかな身体。


レイくんは日本人だよね・・・?


普通に日本語話しているし・・・。


肌は少し褐色。


見ようによっては外人に見える。