聖夜の約束

「今日は帰したくないな」


デザートの小さなケーキを食べていると瑞樹の言葉にフォークを落としそうになった。


(それって・・・え?)


夏姫があっけに取られた顔をしていると瑞樹がにっこり微笑んだ。


「ホテルに部屋を取ったんだ 一緒に来てくれるよね?部屋でゆっくり飲みなおそうよ」


(そっか~ 飲むだけか)


瑞樹の言葉にホッとした夏姫。


「飲み明かすって事ですよね でもタクシーで帰れますから」


見事に頓珍漢な答えに今度は瑞樹が面を食らったような顔になった。


「あ、でもワインはもういいです この間のクリスマスパーティーで飲みすぎちゃってこりごりなんです」


瑞樹ににっこり微笑んだ夏姫だった。