『び…ビックリした…。』
スースー…
『ぅ、平和なやつ…』
美夏は再び自分のベッドに戻り、幸せそうな顔で眠る晶螺を見ていた。
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次の日------
今日は朝から筋トレ、午後からは基礎を固める練習をひたすらやるそうだ。
そ、それよりコーチ…
昨日わたくしほとんど一睡もしてないのですけど?
ぁぁ、眠い……
……-------
『…ねぇ!美夏ねぇ!』
ぅん?
『美夏ねぇってば!!!!』
突然耳元で誰かが叫んだ。
『ひゃぅっ!!!?』
『ったく、何さっきからボケっとしてるんだよ。
ちゃんと練習しないとコーチに睨まれるぞ』
叫んだのは晶螺だった。
午後---二人はペアでの基礎練に入っていた。
と、いってもはじめはパスからなのだが。
『…ぁ、ぅん。ごめぇん…』
何だか意識がボーっとする。


