その頃はまだ空想にふければ、何とかなった。                          
 ただ時が経つにつれて、空想は残酷さを増し、殺す方法が残忍で手が込むようになった。                               
 そして当たり前のようにキョウスケの顔をした誰かも頻繁に空想に出現した。                        
「・・そんなに楽しいか?」                                   
 ある日、キョウスケは空想の中でそいつに話しかけた。                                  
 そいつは泣き叫ぶ女をレイプしながら笑った。                          
「あぁ!ほら、見てみろよ。この女良い体してるぞ!犯してぇだろ?」                            
「いや・・別に」