・・おっかねーなぁ、この人達。                                 

 そう思いながらもキョウスケはバックからサバイバルナイフを持って、自分の腕を軽く切りつけた。                          

・・いい切れ味だ。                           

「行くぞ」                               

 シンドウの言葉と一緒に三人は行動を起こした。                         

 セカンドは正面から向かっていって「おーい君達、何してるんだい?」と陽気に不良少年達に声を掛けた。                          

「あぁ?誰だ?」                            
「酔っ払いかぁ?ボコって金、巻き上げるかぁ」                          

 五人いた不良少年達はセカンドに対してそう言い放った。