不思議といえばこの男だ。                                   
 まるで気負いなど感じられない。                                
 サイコパスだからということではなく、まるで今回の狩りに興味を示していないようにキョウスケは感じていた。                                

「今回はどんな感じなんですか?」                                

 キョウスケは探りを入れるようにセカンドに訊ねた。                                   
 セカンドは頭を掻き、深いため息を一つ吐いた。                         

「今日はね、歓迎会の意味を込めてシンドウさんとキョウスケ君の好みかなーって感じ」