集合の日が訪れると、キョウスケはバタフライナイフと愛用で大型のサバイバルナイフを手に取った。                             

 バタフライナイフはジャケットの内ポケットに、サバイバルナイフは外側のポケットにしまい込んだ。                          

 そして小さなショルダーバックにはビニール袋にビニールテープ、それにヒモを詰めて、目的地に向かった。                                              
「冷えるな・・」                            

 冷たい風がキョウスケを吹きつけた。                              

 寒いのか武者震いなのかキョウスケの体は小刻みに震えていた。