そう言ったキョウスケを見て「だよね」と言って小柄の男は笑った。                            

「じゃー僕は、そうだな・・・セカンドって呼んでね」                                   

 そう言ってセカンドと名乗った小柄の男は、大柄の男に顔を向けた。                            

「俺は、シンドウだ」                          

 大柄の男はそう名乗り、夜空を仰いだ。                             

 セカンドは当たり前だがシンドウというのも、おそらく偽名だろう。                            

「キョウスケ君に、シンドウさんね。オッケー覚えたよ」                                  

 セカンドはそう言って笑い、キョウスケに握手をした。