大柄の男はあのまま血を吸い続けて、少年が動かなくなった頃に絶頂を迎えた。                                   
 そして小柄な男と同じように少年の体を切り刻んで、同じようにバックに詰め込んだ。                                

 違いがあったとすれば、雑に切り刻んでいたこと。                        

 小柄の男にとって切り分けた少女はコレクションか何かで、大柄の男にとって少年は食料でしかない。                         


 ネクロフィリアとカニバリズム。                                


 死体の扱い方の違いは、性癖の違いなのだろう。                         

 一度、大柄の男が小柄の男に向かって「分けてくれ」と少女に手を伸ばした。                        


 すると鋭い目で「これは僕の物だ」と言って、大柄の男の頼みを強く断った。