ナイフの刃に赤い血が伝った。                                 
「イカれた血じゃ・・満足できないだろ」                             
 キョウスケはナイフに語り掛けてまた振りかざした。                                   
 待っていろ。                             
 純粋な赤い血をお前に捧げてやる。                               
 キョウスケは机にしまい込んでいた黒い布を取出し、滴る血を拭った。                           
 拭い終わるとナイフと一緒に机にしまい込んで、携帯を持ってベッドに寝転んだ。                                  
 ネットに繋ぐと、キョウスケはある掲示板を見ていた。