キョウスケは目を開けると、深いため息を吐いた。                        
「あんなんじゃ・・ないんだよ」                                 
 求めているのは、あんなものじゃない。                             
 目を移すと、空想の中ではそそり勃っていた物はだらしなく横たわっていた。                        
 レイプもしたいと、本能がそれを求めていると思っていたが、少し違和を感じた。                                  
「精神ってやつは・・わかんねーな」                               
 じゃー何か?俺はただの殺人鬼か?                               
 キョウスケは立ち上がり、机の引き出しにしまっておいたナイフを取り出した。