「んー!!んー!!」



「何に使っていたんだか・・大丈夫、殺したあとに使うだけだから」




 興味の無いようにそう言い放つと、キョウスケはその瓶をシンドウの頭の辺りに置いた。                               
 置くとまた棚の前に行き、ナタとノコギリを手にしてシンドウを見下ろした。



「あんたに良いことを教えてやる」




 キョウスケは歪な笑みを浮かべてしゃがみ、シンドウの首にナタの刃を当てた。



・・恐い・・・



「これから俺がゼロになる」




 そう言い放つとキョウスケは首からナタをゆっくりと離した。



「んー!!んー!!」                          
「さようなら、シンドウさん」




 その言葉と共にキョウスケは勢いよくナタをシンドウの首を目がけて振り下ろした。



 シンドウの首は切れることなく、鈍いを音を立てて折れた。