「まだだ。もっと苦しめ」                        

 シンドウは容赦なくセカンドに拷問じみたことを繰り返した。                               

「ギャッ!!・・くそっ!くそぉぉ!!絶対殺してやる!」                                 
「この状況を打破できたら受けて立ってやる。ほら」                        
「ギャーッ!!はぁはぁ・・痛ぇ!!格下の!分際で!」                                  
「お前と話していると疲れる。そろそろ殺してやる」                        

 シンドウはそう言って車のトランクからナタを取り出した。                                
 そしてセカンドの前に悠然と立ち尽くすとシンドウは大きく、歪んだ笑い声を上げた。                                

「お前、随分とゼロって男を崇拝してみたいだな」