セカンドは人の中に身を潜め、妙な威圧感を放ちながらキビキビと歩くシンドウの背中を追っていた。                         

・・どうやって殺っそっかなぁ。目ん玉に針をぶっ刺すのも面白いかも。                           

 セカンドはどんな殺し方をするかを考えては妄想を膨らませていた。                            

 異教徒の抹殺。                            

 それは簡単な殺害方法であってはならないと、セカンドは思っていた。                           
 シンドウの殺し方一つで、キョウスケの信仰心の在り方が変化する。                            
 セカンドはキョウスケにも自分のような、確固たる信仰心を抱かせたかった。                        

 そのためには恐怖を与えるしか方法はない。